”なぜ失敗したか” を考えよう
フレンドリーな講師陣
アオビの講師陣は、気さくで面白い人ばかりでしたね。僕はほとんど友達みたいに思っていました(笑)。でも、大事なことはビシッと言ってくれる。僕は色彩構成の”塗り”をなかなかキレイに仕上げることが出来ず、この点は口酸っぱく指摘されたおかげで、入試本番ではいつもよりキレイに色が塗れたように思います。大きい予備校だと一人ひとり指導が行き届かない所があるようですが、アオビの講師陣は毎回全員を丁寧に講評してくれました。他の人の作品の講評を聞くことも、自分の為になりました。
浪人しましたが、どうでしたか?
資料や設備が整っているおかげで、快適に過ごせましたし、制作にとても役立ちました。浪人の仲間とは仲が 良かったですが、友人でもありライバルでもありました。互いに競い合って実力を高められたのではないかと 思います。浪人してからは、日曜日以外は毎日朝から夜まで予備校で過ごす日々だったので、休日には好きなゲームをしたり、美術館に行ったりと気分転換するようにしていました。果たして自分が合格レベルに近づいているんだろうか…そんな実感は1月頃まで沸いてきませんでした。でもうまくいかないことが続いても、めげずに描き続ければ打開策が見えてくるはずだ…そう思って頑張っていました。
入試会場で
試験会場には早めに到着して、心の準備が出来るよう心掛けました。どんな出題がされても慌てず、普段どおりやるだけだ、と思って取り掛かりました。緊張はしましたが、普段どおりの力が出せたと思っています。
学科について
美大学科の先生には大変お世話になりました。特に英語は、先生の解説の中で出来たところ、出来なかったところをそれぞれ別のノートにまとめ、そのノートを見て復習するようにしたのが効果があったと思います。このノートは試験会場にも持って行きました。学科はしっかりやること。本当に大事だと思います。
後輩たちへ
浪人することになった人は、まず”なぜ失敗したか”を考えると良いと思います。実技なのか、学科なのか…僕の場合は、実技も学科も未熟だったんだと思います。僕は浪人して良かったと思っています。自分の技術を磨くことが出来るし、自分自身を見つめる時間が必要だったと思います。また両親や周囲の人たちの応援や手助けの有難さが本当に身に沁みました。後輩の皆さんも是非それに気付いてほしいと思います。